ウェルビーイングでいられる方法「PERMA」

ウェルビーイング

「PERMA」とは?

「ポジティブ心理学」という自己実現理論を唱え発展させた、アメリカ人心理学者マーティン・セリングマン教授によって考案された指標のこと。人は以下の5つの要素を満たしていると幸せである、とするもので、頭文字をとって「PERMA」と呼ばれています。

  • Positive Emotion(ポジティブな感情)
  • Engagement(何かへの没頭)
  • Relationship(人との良い関係)
  • Meaning and Purpose(人生の意義や目的)
  • Achievement/ Accomplish(達成)

出典:講談社SDGs
参考:日経ビジネス 前野隆司氏 解説
Wikipedia

自分にとっての「PERMA」とは

Positive Emotion(ポジティブな感情)

何か悩んでいるとき、答えがみつからないとき、考え続けるのもいいが、一旦寝てしまおう。翌朝起きてみると、ネガティブな自分が薄れ、ポジティブな気分になっていることはよくあります。十分な睡眠から生まれるポジティブな感情も幸せに必要な要素のひとつではないでしょうか?

Engagement(何かへの没頭)

ブログを書いているとき、翻訳をしているとき、デザインをしているとき、ピアノを弾いているときなど、好き・得意なことに夢中になっているときは時間を忘れ、充実感を得ることができます。そしてやりとげたときの達成感が忘れられずまたやりたいことに熱中します。人によって内容は異なるかもしれませんが、それが仕事であろうと趣味であろうと心は満たされます。

しかし「強み」と「面白さ」に加えて、「社会が必要とすること」「収入を得られること」も満たしていると、「生きがい」とも言うべき幸福感が得られるというのが、慶應義塾大学 前野隆司教授の記述にあります。このことは自分の中でもやもやしていた部分が解消されたような気がするので、後で詳しく調べてみたいと思います。

興味深いですね

参考:日経ビジネス 前野隆司氏 解説

Relationship(人との良い関係)

久しぶりに友人と連絡をとってランチして、お互いの近況を語ったりすると、「つながっている」ことが実感できて、幸せを感じることができます。お隣に住む方からお野菜や果物をいただいたり、こちらもおかえししたりして、交流が生まれるとあたたかい気持ちになります。家族と食事をしながらいろんなことを話したり、笑ったりすることでも幸福感を味わえます。逆にこういうことが全くなかったら、孤独感にさいなまれ、ふさぎがちになってしまうかもしれません。

Meaning and Purpose(人生の意義や目的)

「自分は何のために生まれてきたのか」と考えたことはありますか?自分が今置かれている状況やこれからの未来予想図に何らかのヒントがあるようですが、人間はもらうより与えることに幸せを感じるということを聞いたことがあります。誰かのために何かよいことをすることが、人生の意義や目的になっていることが多いのではないでしょうか。例えば、子どもを立派に育てる、母校の発展のために尽力する、社会貢献のために起業するなどです。これはあくまで個人の見解ですが。

Achievement/ Accomplish(達成)

没頭していた作品づくりが完成したとき、達成感が得られます。それが社会に認められたとき、さらにそれが高まります。たとえ些細なこと(例えばスニーカーを洗い終わった、家計簿をつけ終わった、掃除が全部終わったなど)でもやりとげたときに達成した喜びを感じることができます。これも幸せのひとつといえるでしょう。

終わりに

「PERMA」についていろいろと知ることができました。みなさんは5要素すべて満たされているでしょうか?普段意識はしないものの、どれもあらためて欠くことのできない事だと気づかされますね。中でも、「人生の意義や目的」はあまり考えて暮らしていないような気がします。

皆さんもご自身の中にあるPERMAについてあらためて考えてみてはいかがでしょうか?
RAKUTEN ブックス「ウェルビーング(日経文庫)」

 

最後までお読み下さりありがとうございました。